私が20代のうちにした最大の「迷い」と「決断」
人生は選択の連続だ。
私は今までの人生にあった選択肢の中で多かれ少なかれ迷い、決断してきた。
私の人生の中でした大きな決断といえば、29歳の時に上京したことだろう。
ずっと地元から出たことが無かった20代
わたしが生まれ育ったのは東北の田舎で、冬は雪深く家の周りが田んぼと山に囲まれているような所だった。
小中高と地元の学校に通い、大学も地元の大学に進学し、生まれてから29年間をずっと地元で過ごした。
大学在学時に就職活動を途中でリタイアしてしまったので、卒業後は実家にお世話になりながらアルバイトをする毎日だった。
周りの友人達が進学や就職で東京で楽しそうに過ごしているのを少し羨ましく思いながら、毎日を過ごしていた。
自分の育った地元というのは居心地が良く、のんびり過ごすことができる環境ではあったけれども、やはりどこか物足りなさを感じていた。
インターネットが発達し、どこにいても同じ情報が手に入り、ネット通販で欲しい物が手に入るようになったとはいえ、地方では得られないものもたくさんあった。
とはいえ、その時はまだ自分が東京にいくことは考えられなかった。
一人旅で変わっていったもの
大学を卒業してから新しく始めたことの中に、一人旅がある。
アルバイトをしながら時間を見つけては、一人で色々な場所へ行くようになった。
最初は一人で知らない場所へ行くのは不安と恐怖が強かったけれども、慣れてくると自分が知らなかった景色に感動したり、人との出会いを楽しめるようになった。
一人でいつもとは違う自分の知らない場所へ行くと、もっと自分の知らない世界を見てみたい、私はどこへでもいけると思えるようになっていった。
そんな時、漠然と上京したいと思いはじめたのかもしれない。
上京を決意してからはアルバイト費用から毎月コツコツと貯金をし、上京資金を貯めていった。
仕事もない、ツテもない
上京資金が貯まったとはいえ、仕事の契約期間が切れてしまえば無職になる。
再就職のあてもないし、東京には頼れる人もいない。
そんな中、自分なりに調べて出した結論が東京で職業訓練校に通うということだった。
資格もスキルもない私は、これがあれば戦えるんだという自分なりの武器が欲しかったのかもしれない。
東京で職業訓練校に通う決意をしてからは、一度上京して物件探しをしたり、一人暮らしに必要なものを揃えたりと、とんとん拍子に進んでいった。
それから東京で物件を借りる際に保証人が必要だったので、親にはその時に上京することを伝えた。
始めは驚かれたが、もう物件も借りてしまっていたし、私の東京行きが決まった。
これからもずっと続くであろう「迷い」と「決断」
それから、上京して2年が経過した。
現在私は東京で会社勤めをしながら毎日を過ごしている。
東京に来てから楽しいことも苦しいことも経験したけれども、そのどれもが自分の糧となっている
そして私は今でも「迷い」を持ちながら生きている。
特に女性の生き方のロールモデルがないと言われている現在、これからも「迷い」、「決断」していかなければならないことが多々あると思う。
私はそれでも20代の後半に上京を決意した時に「迷い」、「決断」したように、これからの人生の生き方で迷うことがあっても自分の意志で決断していきたいと思っている。
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